昔から駅中にある「立ち食いそば」。たまに食べると美味しいですよねー。きつね、たぬき、天ぷらにスタミナ、かき揚げなど定番の商品が実に美味しい。たぶん、あの狭い場所で他のお客さんと肩を並べて、立って食べるのがいいのでしょうね。
何よりも出てくるのが早いっ！急いでいる人や気の短い人にはもってこいのお店です。今回はこの「立ち食いそば」のイメージを一新させた駅中で座って食べる「麺家」をご紹介してみたいと思います。
駅そば・立ち食いそば
駅そば発祥の地をご存知でしょうか？ 調べたところによると、発祥地は軽井沢駅の構内での立ち食いそば店が最初であり発祥駅だそうです。当時、車輌の付け替えで停車時間が長かったために、お弁当と一緒に丼に入れたそばを販売し始めたのが元祖で、いまでも駅構内には「駅そば発祥の地」の看板があるとか。
今までの駅中のそば屋は「立ち食い」のイメージが未だに残っていいて、実際に沢山の立ち食いそば店が今でも駅中に多くあり、サラリーマンや急ぎで昼食を取りたい人に重宝されているお店のひとつ。「立ったままで食べる」とういスタイルは忙しい日本のサラリーマンにマッチしたスタイルなのでしょう。忙しい中に昼食をゆっくり取る時間がない場合や、電車の乗り継ぎでちょっとした時間が出来た時に食べるスタイルが一般的ですね。
イメージを一新した「麺家」とは
麺家とは、㈱ジェイアール西日本フードサービスネットが運営している駅中そば店のことです。それは、昔からある「サラリーマンのおっさん」が入る立ち食いそば店というイメージのもではなく女性や子供さんでも入りやすく、普通に家族で食事をすることも出来るという様なイメージをコンセプトで出店されているそば店です。
それは時代の流れもあるのでしょう、立ち食いではなく座って食べるタイプになっています。
「麺家」に行ってみる
今回は、JR兵庫駅構内にある「麺家」さんへ入ってみました。
改札口を出て北側の駅構内に向かいます。
北側の駅口内の一番端まで行くとお店あります。
外観はこんな感じで、今までの立ち食いそばとは雰囲気が違い、女性や家族でも入店しやすい様なイメージに仕上げられていますね。
まず入店するとすぐに券売機があります。これはほとんどの立ち食いそば店と同じスタイルで、まずはメニューを選んでお金を支払ってから席に着つきます。
僕は「ミニ鶏天丼きつねセット(620円)」を選んでからカウンター席に座りました。この時点で立ち食いそば店ではなく普通のおそば屋さんといった感じ。
リーズナブルな魅力はそのままに、自家製天ぷらや丼ものなどサイドメニューも充実しています。
カウンター内の厨房では、お姉さんとおばちゃんの2人でお店を切り盛りしています。お二人とも非常に手際が良くいい仕事をしていましたね。ナイスです!(^^)!
ミニ鶏天丼きつねセットが登場です。なかなかシンプルな感じがいいですね。
きつねの油揚げはけっこう大きくて分厚くジューシーで、薄っぺらなやつとはまったく違い食べ応えがある。次に鶏天丼も実にシンプルな感じで、鶏のから揚げが2個トッピングされているというものですが、このから揚げが結構大きいのでこれもそこそこ満足できるものです。
まあ、ファミレスなど他の店に比べるとシンプルさが目立ちますが、これも駅中店の特徴で見栄えなどよりも早く提供できる事を優先しているのでしょう。一般のお店とはコンセプトが異なるので、これで良いのだと思います。
ごちそうさまでしたー
見た目よりもボリュームもありお腹いっぱいになりました。油揚げと鶏唐揚げがけっこう大きいので食べ応えはあるでしょう。
まとめ
駅中店も時代と共に進化していく事が要求される昨今で、おっさんだけではなくいろいろな客層と取り込む必要があり、そのために大胆な改革を進めていかなければならないのでしょう。しかし、そんな時代の中ですが、立ち食いの駅中店もまだまだファンの方や常連の方も多い事かと思いますので、こちらも残していただけたらと・・・
