昭和の時代には、うどんやラーメン、トーストなどの自動販売機があちらこちらにあって私はよく購入した経験がある、そんな時代に育ちました。
その当時にはコンビニも無く、またファミレスも無い時代だったとい事もあって手軽に食べられる自動販売機が活躍していたのでしょう。
そんな販売機もコンビニやファミレスなどが多く出現している現代では不要となり、そのほとんどが消え去ってしまい、今でも残っている昔ながらの自動販売機を現代では「レトロ自動販売機」と呼ばれている。
今回はそんな中から、うどん&そばのレトロ自販機を記事にしてみました。
1. 神戸市東灘区のレトロ自動販売機
何かと話題となるのは、関東方面にあるレトロ自販機が多く並べられている場所ですが、今回は東灘区にあるレトロ自販機をご紹介します。
東灘区は神戸市の東端に位置する場所の深江浜と呼ばれる浜地にあり、近隣には神戸市中央卸売市場や運送会社、工場などがある工業地帯の一角に「レトロ自動販売機」が置かれていた。
車で行くのが一番手っ取り早いが、電車の場合は阪神電鉄の深江駅から徒歩で20分ほどの位置になる。
そこは「石田鶏卵店」というお店の軒先で他にも販売機は並んでいるが、レトロな自動販売機は1台のみだった。
2. 最近値上げしたらしいレトロ自販機
レトロ自販機もさすがに時代の流れには勝てなかった様で、どうも最近値上げした様だ。ただ、値上げといっても「300円ですが・・・」。
ネットで調べてみたところ、以前の値段は230円だった様だ。今の時代300円でも十分に安いと思う。割り箸は自動販売機の中に用意されている。
お金を入れてボタンを押すと、30秒もたたないうちに熱々のかき揚げうどんが出てきたので、待ち時間はほぼ無しなのでOK。
3. レトロ自販機のうどん&そば
そばとうどんを購入し、どちらも天ぷらが付いてくる。
まず、見た目のクオリティーとしては自動販売機から出てきた物なので、まあこんな感じかなーと思います。というか昭和の時代に全自動という事を考慮すると、むしろクオリティーは高いといえるのかもしれない。
割り箸と七味は販売機内のボックスに用意されているので必要に応じて自由に使える。
卵はオプションです!
生卵30円・ゆで卵54円など、店内で購入できるので好みにあわせてトッピングしましょう。
お店の前の小さなテーブルで食べているとバイクに乗ったオジサンもやってきた。目的は僕たちと一緒でレトロ自販機のうどんの様だった。食べる前に一眼レフカメラを出してパチパチ撮影していた。その後にもライダーがやってきたので、自販機は1台だけなのですがそこそこ有名みたい。
4. レトロ自動販売機の構造
食べながら思っていたことは「自販機の中の構造はどうなっているのだろうか?」とうもので、現代ならコンピューター制御もあり、またいろいろな自動ロボットなども活躍していて、自動で熱々のうどんを作るのはそう難しい事ではなさそうだが、このレトロ自販機は昭和の時代のものだ。
出典:朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト
出典:メシ通 | ホットペッパーグルメ
自販機を開けて中を見るわけにはいかなかったので、ネットで画像を検索してみると以外にもシンプルな構造の様だ。
細かいことはよくわかりませんが、予め作られたうどんやそばを、らせん状にセットしておき、お金を入れたら一番下の器に出汁とお湯が注がれて出てくる?といった感じなのでしょうか。
創造していたよりシンプルな構造でしたが、シンプルな作りの方が故障も少ないと思うので良いと思いますね。
5. まとめ
自動販売機で飲み物を買う事はあっても食べ物を買う事は少なく、さらにレトロ自販機で購入する事は人生で初めての経験でした。
飲食店でもない店舗の前に置かれたテーブルで勝手に食べているという奇妙な状況でしたが、たまにはこの様なランチも楽しいものです。
< 店舗情報 >
店舗名:石田鶏卵(株)の店頭
住 所:〒658-0023 兵庫県神戸市東灘区深江浜町110-2
電 話:078-411-1372
営業時間:6:00~20:00
休業日:日曜・休日